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第三章 第9話 アリシア、お店の宣伝を始める

Author: 奇蹟あい
last update publish date: 2026-07-17 19:15:09

「親方ー。そういうわけだから、わたししばらく『龍神の館』に通うことになりそうです」

 まだ工房に住まわせてもらったばかりなのに、いきなりお店の手伝いとかできなくなるけど大丈夫かな……。わたしの代わりにミィちゃんに店番頼んでみよっか?

「気にするな! ソフィーを助けてやってくれぃ」

 親方が笑いながらわたしの背中をポンと叩いた。

 うん、でも、ちゃんとスーズさんは休ませてあげてね。ヤンスをもっと働かせて。不安になってきた……なんとかコピーロボットでも創っとく?

「リーンちゃんありがとね。私、アリシアに可能性をビンビン感じてるわ!」

 ソフィーさんもわたしの背中を叩いてくる。

 え、わたしの背中で手をつなぐのやめて? 親方とソフィーさん、マジどんな関係なの⁉ 見たくないし知りたくないんで、わたしの見えるところでやめてくださいます⁉

「夜遅くなるようなら、ステンソンを迎えに寄こすが」

「けっこうです。わたし、1人で帰れますから」

「お、おう……そ、それならいいんだが……余計な気を回しちまったみたいだな」

 親方がタオルを出して汗を拭いだす。

 やべ。親方にきつく当たっちゃったかも。だって、
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    「みんな、お疲れさまだったわね」 ショーを終えたわたしたちを、ソフィーさんが出迎えてくれる。「アリシア~。もう! あなた、ずいぶんやらかしたわね。ロイス嬢まで巻き込んで~」「でも最高だったでしょ? ロイスもね?」「ゾクゾクしたわよ♪」「私も、とっても楽しかったです!」 ロイスとソフィーさんと3人で顔を見合わせて笑う。 今やらなきゃって思ったら体が勝手に動いていたの。だからぜんぜん後悔なんてしてないわ。ねー、ロイス! 楽しかったよねー!「ソフィー、今日はすばらしかったですわよ」 貴族の方が近寄ってくる。「あら~、閣下♡ わざわざ遠方からお越しいただきありがとうございますぅ♡」 え? 誰? 中性仲間?  という顔をしていると、「ビーリング伯爵よ」とソフィーさんが小声で教えてくれた。  ああ、この人が金づ……もう1人の出資者候補の!「あらあら、さっき踊っていた子たちじゃないの~。どっちがソフィーの隠し子?」「ご冗談を♡ 2人とも私のかわいい子よ♡ シュトゥルヒに運んできてもらったんですよ♡」うへ、中性オヤジギャグ……。やだよ、シュトゥルヒ――コウノトリに運んできてもらった赤ちゃんとか。見ればロイスもわたしと同じ、げんなりした顔をしていた。「汝、アリシアと言ったな」 と、後ろから呼びかけられて慌てて振り返る。鮮やかな緑色のマントを深々と被ったお客様が立っていた。  マントのお客様はわたしくらいの身長しかない。でも雰囲気は子どもって感じじゃないわね。「あ、はい! アリシア=グリーンと申します! 本日はお越しいただき誠にありがとうございます」 どんな方でもお客様よー。わたしー、気をつけてー! よそ行きスマイルスマイル♪「ロイス、この方ご存じ?」と小声で確認してみたけれど、ロイスは首を振った。うーん、招待客の誰かだと思うんだけど、ロイスが知らない人かー。「我は満足したぞよ」「それはありがとうございます! 今後ともぜひご贔屓にしてください!」 おお、小さいお客様も喜んでる! ど派手なパフォーマンスして良かったね。「贔屓にか。それが望みか?」    変なこと聞く人ね?「ええ、そうですね? 今度はご予約いただければもっとゆったりとショーやパフォーマンス、そしてお料理もコースでお楽しみいただけますのでぜひ!」「良かろう。また来るぞ

  • 暴君幼女は愛されたい!   第一章 第6話 アリシア、LUK≪幸運≫にポイント極振りする

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  • 暴君幼女は愛されたい!   第一章 第1話 アリシア、女神様に出会う

    「アリシア=グリーン。10歳のお誕生日おめでとうございます」「あ、ありがとうございます……女神……様」 わたしは頭を垂れ、跪いたまま冷や汗ダラダラだった。 やばい。女神様の名前、度忘れした……。  なんだっけ……。 ここパストルラン王国では、七神の女神が信仰されている。10歳の誕生日に七神いずれかの女神に礼拝し、洗礼を受けることになっているのだけど、だけど……。  わたしが洗礼を受けるのは……えっと、愛の女神様なんだけど……名前が……そうだ、ミィシェリア様!  あっぶない、思い出したー!「女神ミィシェリア様。ご機嫌麗しゅう」「もし? 聞いていますか? あなたの名前はアリ

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